ロヒンギャ難民、収容施設で調整難航か マレーシア領内でも埋葬地発見

エマージング・マーケット 東南アジア

ミャンマーのロヒンギャ難民が乗った多数のボートがスマトラ島やランカウイ島の近くで漂流しているのが発見された問題で、一時的な受入れを決めたマレーシア政府だが、収容施設の設置場所を巡って紛糾している。

非人道的だとする批判を躱すために受入れ自体は決めたものの、7,000人にのぼるとみられる「やっかいもの」扱いの難民を積極的に受入れたくないのが連邦政府や州政府の本音。特に野党が政権を掌握するペナン州とは調整が難航しそうだ。
出入国管理局が、国内のいくつかの場所を候補地としてリストアップ。連邦政府は難民船の位置から近いペナン州やケダ州に受入れ施設の設置を打診したが、両州ともに拒否の意向を示している模様だ。

カリド・アブ・バカル警察長官は、国家安全評議会での審議の上で最も適切な場所を選定するとした上で、ペナンが最有力候補であると述べた。

連邦政府の一方的な主張をを受けて、ペナン州のリム・グアンエン州首相は、州有地に限りがあるので難民を受入れるなら国有地にすべきと言明。アハマド・ザヒド内務相は、人道的見地から引き続きペナン州に受入れを求めていくと応じた。

ペナン州政府内からは、国防省が管轄する既存の徴兵キャンプを活用してはどうかとの案も上がっている。全国にはこうしたキャンプが85カ所あり、ペナンには4カ所あるという。

広瀬やよい

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