TDK、電源回路用パワーインダクタを開発…エンジンルーム内環境に耐性

自動車 ビジネス 企業動向
TDKのパワーインダクタ「CLF7045NI-D」
TDKのパワーインダクタ「CLF7045NI-D」 全 1 枚 拡大写真

TDKは、車載向け電源回路用のパワーインダクタ「CLF7045NI-D」を開発し、8月から量産開始すると発表した。

自動車の電装化が進み電子制御ユニット(ECU)は増加傾向にあるが、これらの電源回路にパワーインダクタが使用されている。同社では、エンジンルーム内の過酷な環境にも耐えるマイナス55~プラス150度までの広い温度範囲に対応可能な高効率で、高い信頼性を持つパワーインダクタCLF7045NI-Dシリーズを開発した。

AEC-Q200に準拠しているほか、独自の材料技術により、耐熱性の高い材料を選定、継線部分には溶接工法を導入し、はんだレス構造を実現した。

また、独自の構造設計により機械的強度を向上、エンジンコントロールモジュール(ECM)やエアバッグ、ABS、ヘッドライトなどのECUに使用できる。同社では、国内の工場に自動一貫ラインの製造工程を導入して、高信頼性高品質の製品を供給していく。

シリーズは、既存シリーズである6mm角のCLF6045NI-Dシリーズに加え、今後、小型サイズの5mm角、大型サイズの10mm角、12.5mm角を開発し、多様な設計用途に対応した豊富なラインアップを展開していく。

サンプル価格は1個50円。当初、月産200万個を生産する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る