【CESアジア 15】出展社数200社、来場者2万人以上…盛況のうちに閉幕

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アジア初開催となったCESアジア
アジア初開催となったCESアジア 全 17 枚 拡大写真

5月25日より中国・上海で開催されていたアジア初開催の「CESアジア」が27日閉幕した。16カ国から200社以上が出展し、来場者は2万人以上。初回としてはまずまずの結果を収めたが、会場で目立ったのは自動車メーカーばかり。その会場の様子を追ってみた。

会場は、2013年まで上海モーターショーが開催されていた浦東地区にある上海新国際エキスポセンター(SNIEC)。モーターショー開催実績のある会場だけに、その面積は10000平方メートル、17ホールを持つ広大さ。CESアジアはこの中で2ホールを使っての開催となった。

出展していたのは話題の3Dプリンターやホームエンタテイメントシステム、スポーツ&フィットネス、自動車など、14のカテゴリーが含まれる。とはいえ、規模ベースで考えると毎年1月に米国・ラスベガスで開催されるCESに比べると相当にこぢんまりとした展開であることは確かだ。

とくに家電系メーカーの出展状況が振るわなかった。まず日本の大手家電メーカーの出展はゼロ。家電系出展が多いN1ホールは大半がヘッドホンやフィットネス用ウォッチといったガジェット系が中心だ。いつもCESでは賑わいを見せる韓国勢も影を潜め、開催ギリギリになってサムスンがやっと協賛に参加するといった状況だった。

一方で存在感を見せつけたのが自動車関連メーカーが入ったN2ホールだ。BMWの出展はなかったものの、アウディはCESアジア開催の前日24日にキーノートスピーチを開催し、フォルクスワーゲン、メルセデスが出展。アメリカもGMやフォードが軒を連ねた。ただ、ここでも日本メーカーの参加はゼロだった。

それでも会場は連日大勢の来場者であふれ返っており、プレスカンファレンスはすぐに会場が人でいっぱいになるほど。カンファレンス後は、中国の地元メディアから矢継ぎ早に質問が出るなど、CESアジアへの関心はかなり高かったとも言える。

CESアジア直後の6月上旬には台湾で歴史あるIT系イベント「COMPUTEX」が開催されることになっており、ここの伸張ぶりや地元の関心の高さを見れば今後CESアジアに対して関心の目が注がれるようになる可能性は大きい。すでに2016年も5月11日~13日の会期で開催が決定。来年こそがCESアジアの今後の発展を占うものとなるだろう。

《会田肇》

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