【NEW環境展15】遠隔操作可能なスウェーデン製解体機、福島原発で活躍

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ハクスバーナの解体機
ハクスバーナの解体機 全 2 枚 拡大写真

解体現場で働くさまざまな機械が並ぶ「2015NEW環境展」で、遠隔操作ができる解体機を展示したのがハクスバーナ(スウェーデン)の子会社、ハクスバーナ・ゼノア(本社・埼玉県川越市)だ。その解体機は現在、福島原発で活躍しているという。

「遠隔操作はBluetoothを使っていて、50m離れたところまで作業が可能です。しかも電気で動くので排気ガスが出る心配もなく、屋内で使う機械としては最適だと考えています」と同社関係者は説明する。ただ、手元のコントローラーにはモニターがないため、作業は目視しながら行う必要があるそうだ。

さらにこの機械の特徴は幅が78cmと細く、自走できること。そのため、狭いところにも自ら入って行き、作業ができるのだ。そんなこともあって、福島原発で使われているわけだが、この機械の日本での知名度はまだまだ低いそうだ。

「ぜひこの機械の良さを知ってもらいたい」(同社関係者)と3年続けてこの「NEW環境展」に出展。また、本社にはデモ機を用意し、いつでも体験できるようにしている。「操作するには少しトレーニングを受ける必要がありますが、ゲーム機を操作する感覚ですぐに習得できると思います」と同社関係者は話す。価格は1800万円と普通の機械より高いが、欧米ではすでに多くのところで活躍しているそうだ。

《山田清志》

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