スズキ、2気筒0.8リットルディーゼルエンジンを自社開発…インド市場に投入

自動車 ビジネス 企業動向
スズキ E08A型ディーゼルエンジン
スズキ E08A型ディーゼルエンジン 全 1 枚 拡大写真

スズキは、軽量・コンパクトな2気筒0.8リットルの小型車向け「E08A型ディーゼルエンジン」を開発。マルチ・スズキ・インディア社が生産・販売する小型車『セレリオ』に搭載して、インド国内向けに発売する。

スズキはこれまで、他社からの供給やライセンス生産によって1.3~2.0リットルのディーゼルエンジンを主に海外向けのモデルに搭載してきたが、インド市場でのディーゼルエンジン仕様車の需要に対応するため2気筒0.8リットルの「E08A型ディーゼルエンジン」を自社開発した。

同エンジンは、シリンダーブロックの材質にアルミニウムを採用し、コンパクトな2気筒エンジンに適した小型の燃料供給システムとターボチャージャーを搭載することで軽量化を実現。低圧縮比化と大型インタークーラーの搭載により、低回転域での高トルクと燃費性能を両立した。また、フライホイールを最適化することで2気筒ディーゼルエンジン特有の低周波振動を軽減した。

セレリオへの搭載にあたっては、エンジンの取り付け方法や車体剛性の最適化、吸音材の追加等を行い、低周波振動や燃焼音を軽減し、快適性を高めた。さらに、同エンジンを搭載したセレリオは、インドでトップの燃費性能となる27.62km/リットル(インド独自の測定基準による)を達成した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る