抜群の照射力!xecconのLEDライト「LINK HL-04」を試してみた

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【津々見友彦の6輪生活】抜群の照射力!シーコンのLEDライト「LINK HL-04」
【津々見友彦の6輪生活】抜群の照射力!シーコンのLEDライト「LINK HL-04」 全 14 枚 拡大写真

市街地では、自転車用ヘッドライトは自分の存在を相手に知らせる程度でも充分で、路面は街灯があれば見えないことはない。だが、ロングサイクリングで帰路が遅くなり夜間に街灯のない場所で走行するときは、路面状況が把握できず実に怖い。

そんなときは明るく、しかも遠くまで光の届くライトが欲しいところ。さらに私は都心では昼間でも安全のためにヘッドライトを点灯している。クルマに一瞬の内にこちらの存在を気付いてもらいたいからだ。さて、今回はxeccon(シーコン)のLEDライト「LINK(リンク)HL-04」を使ってみた。
とにかく明るいライトが欲しい!しかも小型で軽量。そしてリチャージャブル、USBで充電できたら経済的だ。これが私の自転車用ヘッドライトの要件。見事に当てはまるライトを発見した。それがLINK HL-04だ。

まず、LINK HL-04のスペックを紹介しよう。

■300ルーメンの驚異的な明るさ
サイズ:72×42×27mm、重量:62g(本休および充電池)、台座:15g、光源:Cree LED×1、使用電池:リチウムポリマー電池1000mAh、使用時間:点灯(ハイ)約1.8時間、点灯(ロー)約10時間、点滅 約18時間、充電時間:約5時間

LINK HL-04の明るさは300ルーメン。このコラムでかつて紹介した私の"お気に入り"のBlackburn「Flea2.0 USB」は小型で17gと軽量だが、明るさは40ルーメン程度。なので、Flea2.0 USBからLINK HL-04に変えると夜間の世界が一変した。

Flea2.0 USBでも充分に明るく満足していたが、LINK HL-04ではクルマで言えばハロゲンからHIDに交換したぐらいの明るさだ。

■ハンドルバーにはウレタンベルトで簡単に装着
マウントはとてもしっかりしたもの。太目のウレタンベルトで簡単にしかもしっかりと取り付けられる。マウントは15度ずつ回転できるので、自由に左右に向きを変えられる。

■簡単な充電
USB専用充電ケーブルが付属し、ライト後端の電極にマグネットでピタリと吸い付き装着も簡単。バッテリーが空の場合、フル充電まで5時間とされている。充電ケーブルはUSB側のインジケーターランプが充電中は点灯し、本体でも赤く点滅する。充電が完了すると両方とも消灯するので確認も簡単。
■ボタンの押し方で明るさ、点滅などモード変更
スイッチを押すと、ハイ→オート→ローの順に切り替わる(オートでは環境により明るさが自動的に調整されるらしいが、これは試していない)。点滅モードを普段は使用した。使用可能時間が約18時間と長いからだ。点滅モードに設定する場合は、スイッチを3秒以上長押しする。実は消灯モードも長押しするのだが、より長く押す。最初この使い方が判らず点滅ができなかった。が、慣れれば簡単だ。

■抜群の明るさ
使い始めて、BlackburnのFlea2.0 USBより圧倒的に明るく、遠くまで光が届くのに驚いた。対向車に迷惑をかけないよう光軸に注意するほどだ。明るいのでバッテリーの消耗は心配だが、点滅モードで使っている限りほとんど実用上バッテリー切れの不安はない。使い方にもよるが、1週間程度は持ちそう。点滅モードでは明るいハイモードで点滅するのでその威力も高く、まったく不満がない。

【次ページ 夜間テストでFlea2.0 USBと比較】

夜間テストはFlea2.0 USBと比較した。テストした場所は照射位置から90m先に速度標識があり、さらに190m先には一時停止標識があり、いずれも反射するのでライトの到達がよく判る。LINK HL-04のハイモードでは実に明るく、右近くのパイロンや手前も明るく見え、190m先の標識もギラリと光る。
しかしローモードではFlea2.0 USBよりも暗めだ。バッテリーの持ちのために状況に合わせてどちらか選べば良いし、ハイモードを点滅で使えば問題はない。
■まとめ
夜間走行の安全のためにも明るいライトは必須。ただし、自転車用としてはコンパクト、かつ軽量、しかも経済性を持たせるために充電式が望ましい。さらに防水性も大切。

このLINK HL-04はすべての条件に合致していてとても満足。また、不用意にカバンの中などで点灯しないように、スイッチをロックすることも可能だ。価格は5400円。やや高めだが、性能比で言えば大満足。コストパフォーマンスの高いLEDライトだ。

【津々見友彦の6輪生活】抜群の照射力!xecconのLEDライト「LINK HL-04」

《津々見友彦@CycleStyle》

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