雨の日は注意! ハイドロプレーニング現象を起こしハンドル制御不能となったとき[動画]

自動車 ビジネス 国内マーケット
ブリヂストンプルービンググラウンド(栃木県那須塩原市)で2015年6月2日に行なわれた「カーブ走行中のハイドロプレーニング現象」の実験。磨耗タイヤを装着したクルマは、ハンドル制御不能となり、濡れたカーブ路をまっすぐにすすんでいく
ブリヂストンプルービンググラウンド(栃木県那須塩原市)で2015年6月2日に行なわれた「カーブ走行中のハイドロプレーニング現象」の実験。磨耗タイヤを装着したクルマは、ハンドル制御不能となり、濡れたカーブ路をまっすぐにすすんでいく 全 8 枚 拡大写真

ブリヂストンは6月2日、栃木県那須塩原市のテストコースで、「ハイドロプレーニング現象」を公開。溝1.6mmほどの磨耗タイヤを装着したクルマが、水深10mmほどあるカーブ路面に時速70kmで進入し、ハンドル制御不能となる瞬間を体感した。

テスト車は、日産『セレナ』の2台。白色のセレナには新品タイヤ、銀色のセレナには「車検不合格レベル」の溝1.6mmほどまで磨耗したタイヤを装着。水深10mmほどの濡れた左カーブ路面に時速70kmで進入したさいの、ハンドル制御を比較した。

ほとんど溝がない状態の磨耗タイヤを装着した銀色のセレナは、左カーブの路面からはずれ、ほぼ直線的にクルマがすすんでいく。「ハンドルは左に切っているにもかかわらず、クルマはまっすぐ突っ込んでいく。つまり前輪が滑っている。クルマが水の上に浮いているハイドロプレーニング現象が起きていて、ハンドル制御ができない状態。一般的な道路では、壁やガードレールに激突していると思われる」と同社担当者はいう。

「この左カーブで滑る場合、右前輪、左前輪、右後輪、左後輪の順に滑空していて、わずかに左後輪が接地している状態。新品タイヤを履いた白いクルマも、若干だが滑っている」(担当者)。

複数回行なわれた実験のうち、その1回を動画で撮影。銀色のセレナ(車検不合格レベルの磨耗タイヤ装着)が、ハンドル制御不能となり、左カーブをほぼまっすぐに滑っていく姿が映っている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る