【VW up! 改良新型】燃費12%向上も一部値下げ…庄司社長「軽との競合を意識」

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VW up! 改良新型 発表会
VW up! 改良新型 発表会 全 8 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループジャパンは6月11日、一部改良した『up!』を発売した。アイドリングストップ機構を全車に標準装備し、燃費は25.9km/リットルと12%向上した。

VWグループジャパンの庄司茂社長は同日都内で開いた発表会で「アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムを備えたVW独自のブルーモーションテクノロジーを搭載することで、現在国内で販売されている輸入のガソリン車で最高の低燃費性能になった」と紹介。

その上で「2ドアおよび4ドアの『move up!』は従来通りの据え置き価格。さらに(最上級グレードの)『high up!』では4万2000円価格を低く設定するなど、燃費向上、装備の充実、カラーバリエーションを増やしながら実質値下げという、戦略的な値付けを決断した」と述べた。

一部で値下げに踏み切った背景について庄司社長は「実際にup!を売ってみてわかったのは、軽自動車から乗り換えるお客様が意外に多かったこと。軽といっても今はものすごいレンジで価格帯がある。200万円近い軽を買っておられる方もいて、このレンジで競合がある。改めて価格を据え置かないとだめだなと感じた。さらにhigh up!は値下げすることで、より一層のお得感を出した。この数万円がこのレンジでは大きい」と明かした。

価格は2ドアのmove up!が154万8000円、4ドアmove up!が175万6000円、high up!は189万円となっている。

《小松哲也》

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