米国ミシガン州にあるゼネラルモーターズ(GM)のデザインセンターでは現在、100万台目に生産された歴史的なシボレー『コルベット』(1992年)の復元作業を行っている。
昨年2月、ケンタッキー州の「ナショナル・コルベット・ミュージアム」が一部損壊。幅13~18メートル、深さ約9メートルの穴が開き、8台の歴史的コルベットが飲み込まれ、大きなダメージを負った。
デザインセンターのメカニカル・アッセンブリーグループで構成する復元チームは、軽い損傷だったコルベットZR1(2009年)の試作車を昨年秋に復元。今回の白いコルベット(1992年)は、2台目の復元となる。3台目の復元は、ナショナル・コルベット・ミュージアムが1962年のコルベットを担当する。
なお、それ以外の5台のコルベットは、自動車の歴史的意義を維持するため、そのままの状態で保存され、ナショナル・コルベット・ミュージアムの陥没をテーマにしたディスプレイの一部となる。