【ルマン24時間 2015】6連覇目指すアウディ、好調ポルシェに苦戦も「万全の体制整った」

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アウディ「万全の体制整った」(12日会見)
アウディ「万全の体制整った」(12日会見) 全 12 枚 拡大写真

6月13日に開幕するルマン24時間耐久レース。3台体制でレースに臨む5連覇中のアウディは、トップ3をライバルのポルシェに譲りながらも4位~6位に付け予選を終了。12日には全ての調整を終え、スタートに向け「万全の体制が整った」と発表した。

アウディは99年から16回にわたりルマンに参戦。短期間ながら13回の勝利をあげており、優勝最多記録16回のポルシェに並ぶ勢いを見せ、注目を集めている。

アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング・ウルリッヒは、「3台のマシンはすべて、ドライバー達が快適にレースを闘える状況が整った。ドライバーが快適に走れるというポイントは、ここルマンでは非常に重要な要素。それがあってこそ、非常に重要な要素であるタイヤへの負担を最小限にすることが可能となる。この点で、我々は非常に優れた状態になっている」と語っている。

これを裏付けるのが、参戦マシン『アウディ R18 e-tron クワトロ』に用いられている軽量化技術「アウディ・ウルトラ」だ。「ウルトラは、少ないものから多くを引き出すテクノロジー。燃費低減に大きく貢献するものであり、最新のマシンは効率化という点において、芸術品と呼べる程に完成している」と胸を張る。

予選結果ではトップのポルシェから3秒近くの遅れをとった。ウルリッヒは、「ポルシェは良い結果を出している。タイトルは厳しくなるだろう」としながらも、「冬の間重ねてきた努力から、100%の力を発揮することで、素晴らしいレースになるだろう」と期待を込めた。

また、昨年の優勝ドライバーであるアンドレ・ロッテラー選手は、「タイトなレースになる。アクセルは踏みっぱなしで行く。WECでは、ポルシェ、トヨタに勝っている。着々と改善しながら勝利をめざす」と語った。

ルマン24時間耐久レースは、6月13日15時(日本時間22時)に開幕。アウディは、ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オーリバー・ジャービスの8号車が2列目、アンドレ・ロッテラー/マルセル・ファスラー/ブノワ・トレルイエの7号車と、フィリップ・アルバカーキー/マルコ・ボナノミ/レネ・ラストの9号車が3列目からのスタートとなる。

《宮崎壮人》

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