エコワールドが特別目的会社設立を中止、子会社を上場へ

エマージング・マーケット 東南アジア

エコ・ワールド・デベロップメント・グループ(EWB)は、特別目的会社(SPAC)設立計画を発取り止め、代わりに子会社のエコ・ワールド・インターナショナル(EWI)を上場すると発表した。

年内にEWIをブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)主市場に上場し、20億リンギを調達する予定。資金は英国や豪州における住宅不動産などの資産買収に充てる予定だ。1-2カ月後をメドに新規株式公開(IPO)計画書を当局に提出する。

エコ・ワールド・デベロップメントは、今年30億リンギ、来年は40億リンギに設定している売り上げ目標の達成が可能と見込んでいる。すでに5月31日までの時点で11億8,700万リンギの売り上げを達成している。首都圏クランバレーやジョホール州南部イスカンダル・マレーシア、ペナンにおける10件のプロジェクトが進行中であることや新たなプロジェクトを立ち上げる計画もあり、売り上げは順調に増えると見込んでいる。

今年は、エコ・サンクチュアリやエコ・テラス、エコ・トロピクス、エコ・ビジネス・パーク3を立ち上げた。4件のプロジェクトは好評で多くの問い合わせがあるという。今後発表を予定しているのはブキ・ビンタン・シティ・センター、エコ・ビジネス・パーク2、エコ・マリーナ、エコ・フォレスト。

エコ・ワールド・デベロップメントは現在、総合開発価値(GDV)650億リンギのプロジェクト15件を手掛けており、対象面積は1,098ヘクタールとなっている。2015年4月30日締めの同社下期決算の売り上げは5億7,580万リンギ、税抜き前利益は2,330万リンギとなっている。
(ザ・サン、ザ・スター、6月18日、ベルナマ通信、6月17日)

千田真理子

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