【オートサービスショー15】BASF、ミキシングベースWを展示…カラーカードの使用で作業全体を効率化

自動車 ビジネス 企業動向
BASFは高彩度・高隠ぺい力のミキシングベースWを発表した
BASFは高彩度・高隠ぺい力のミキシングベースWを発表した 全 9 枚 拡大写真

BASFジャパンは「第34回 オートサービスショー」に出展、自動車補修用塗料ブランド「R-M」の水性塗料「オニキスHD」向け新原色「ミキシングベースW」を初公開した。

「ミキシングベースW」は、R-Mが開発した水性ベースの新原色。もともと隠蔽力の低い、彩度の高い色の隠蔽力を上げることを目的に開発された高濃縮タイプの塗料である。

BASFジャパン コーティングス事業部 オートモーティブリフィニッシュ部 シニアマネージャーの田所秀夫氏は「鮮やかな色は下の色を覆い隠す力が弱く、塗り重ねないと下の色が隠せないため厚塗りになってしまう。ミキシングベースWは、薄く塗っても色がしっかり出るため、塗料自体の量を減らすことができる。薄膜でいいので何度も塗り重ねる必要がなく、作業時間の短縮につながる」と話す。

田所氏は、水性塗料なので溶剤を用いる塗料と比べ、人体への影響も少なく済む点もメリットがあると話す。

さらに同社では、塗料だけでなく、作業全体を効率化するサービスに注力していくという。同社のカラーマスターは5600枚以上のカラーカードが存在し、これを使用することで実際に塗料をスプレーアウトすることなく、攪拌だけで調色が完了する。

田所氏は「実際、調色時間にかなり時間が掛かっておられるお客様が多く、ここが作業のボトルネックとなっている。塗装だけでなく、調色時間、作業全体の効率化のために何を提供するのがベストなのか、それを考え提案していく」と述べた。

「ミキシングベースW」の日本導入は今秋予定しているという。

《橋本 隆志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る