ボーイング、737MAX/787-10/777Xの開発状況を公表…「計画通り進んでいる」

航空 企業動向
レントン工場で737MAXの翼の組立を開始
レントン工場で737MAXの翼の組立を開始 全 3 枚 拡大写真

ボーイングは、民間航空機の最新製品である737MAX、787-10ドリームライナー、777Xの開発状況を発表した。

それによると737MAXは、詳細設計の90%が完了。初号機の組立は、3年前に策定した計画通り2015年5月29日に開始した。CFMインターナショナルのLEAP-1Bエンジンの開発は計画通り進行中で、MAX9、MAX7、MAX200の設計は急ピッチで進行している。

787-10は、787-9型機開発の成功をモデルに、設計上のコモナリティ(共通性)を95%まで高め、生産性と費用便益が向上する。ロールス・ロイスのトレント1000-TENエンジンの開発も計画通り進行中。設計は順調に進み、今年中に90%を完了する予定。生産開始に先立ち設計と製造工程を検証している段階。

777Xは、予備設計の検証が終了した。GEアビエーションのGE9Xエンジンの開発も順調に進行している。エバレットとセントルイスで新しい生産施設の建設が急ピッチで進めており、機体仕様の決定時期は2015年第3四半期を予定している。

ボーイング民間航空機部門エアプレーン・デベロップメント担当のであるスコット・ファンチャーシニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーは「民間航空機の開発プログラムは計画通り進んでいる。開発プログラムは7つあり、それぞれ設計と性能に関する目標を達成しつつある。設計要件は安定しており、航空会社のフリート戦略を支え、乗客を運ぶのに必要な航空機を納入するという方向性を維持している」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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