太田昭宏国土交通相は6月26日の閣議後会見で、タカタのエアバッグ問題について、原因究明、リコール促進、説明責任の遂行を重視していることをあげ「これらについてタカタを指導していきたい」と述べた。
タカタのエアバッグ欠陥問題を巡っては、25日の同社株主総会後に高田重久会長兼社長が記者会見し、初めて公の場で説明・謝罪したが、これについて太田国交相は「適切な時期に説明責任を果たすよう指導してきたが、昨日の会見で『メーカーや関係当局と議論を繰り返し、機会を逸した』という発言があった」と述べ、タカタ側も説明が遅くなったとの認識を示しているとの考えを示した。
そのうえで、太田国交相は「原因究明に全力を尽くすことがまず大事で、リコールに万全を期すことも大事だ。そして、説明責任を果たすことが大事だ」と述べ、これらの視点で今後もタカタを指導していく考えを示した。