ベントレー コンチネンタル GT3、日本上陸…レースの血統、色濃く

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ベントレー コンチネンタルGT3
ベントレー コンチネンタルGT3 全 14 枚 拡大写真

ベントレーの正規ディーラーである、コーンズ・モータースが、6月19日に東京と大阪で、ホテルイベントを同時開催した。

【画像全14枚】

大阪会場には、岡山国際サーキットで、6月27日、28日の両日にわたって行われた、GTアジアシリーズの第3戦、第4戦に参戦するために日本初上陸を果たした、コンペティションモデルの『コンチネンタルGT3』が、限定車となる『コンチネンタルGT3-R』とともにディスプレイされ、そのラグジュアリーな空間を、さらに華やかに演出した。

「ベントレーはやはり、サーキットに存在するべきブランドなのだ」コンチネンタルGT3の姿を見た者は、そしてベントレーのヒストリーを熟知する者は、誰もがこのような印象を抱いたに違いない。

1919年に創立されたベントレーは、それからすぐに自社製品の優位性を主張するために、コンペティションの世界に進出。1924年のル・マン24時間レース優勝を皮切りに、1927年からレースを一時撤退する1930年までは、同レースを4連覇している。VWグループに収まった後の2003年には、ベントレーは再びル・マン24時間レースを『スピード8』で制覇。それ以来のコンペティションモデルとなる、コンチネンタルGT3の誕生は、ベントレーのカスタマー、そしてファンにとっては待望のニュースだった。

改めて、GTアジアに参戦するコンチネンタルGT3のディテールを見る。プロダクションモデルをベースとするGT3マシンだけに、ボディのシルエットは、もちろんコンチネンタルGTのそれに等しい。だがそのディテールは、さらなるダウンフォース獲得と、ドラッグの低減を目的に、フロントのスプリッターや、リアの巨大なウイングを始め、広範囲にわたってそのデザインが見直されている。

ボンネットやフェンダーもGT3のための専用デザイン。18インチ径のレーシングホイールを装着したその姿は、まさに戦うマシンとしての機能美を強く印象づけるものだった。インテリアも同様に、コンペティティブなフィニッシュで、そのクオリティはさすがに高い。

ベントレーによれば、このコンチネンタルGT3は、『コンチネンタルGT V8』と比較して1000kgも軽い、1380kgの車重を実現しているのだという。今回は実際に目にすることはできなかったが、エンジンルームの後方にフロントミッドシップするデザインで搭載されるエンジンは、4リットル仕様のV型8気筒ツインターボ。ロードカーのV8シリーズとは異なり。潤滑方式はドライサンプとなる。2013年のデビュー時に発表された最高出力は600ps。ミッションは6速シーケンシャルだが、これはデファレンシャルとともにリアに配置され、エンジンとミッションの間は、軽量なカーボン製のプロペラシャフトで連結される。それによって52:48という前後重量配分を実現することが可能になったのだ。

GTアジアは、FIA-GT3マシンなどを使用して、日本、韓国、マレーシア、中国、タイの各国を連戦するシリーズ。ここでの活躍が、アジア市場でのセールスに、大きな影響力を持つことは確かなところだ。コンチネンタルGT3もまた、セールスプロモーションのための重要な役割を担っている。フェラーリ『458イタリア』、マクラーレン『650S』、あるいはアウディ『R8』やアストンマーティン『V12ヴァンテージ』等々のライバルに対して、ベントレーのGT3マシンは、どれだけの戦闘力を我々の前で披露してくれるのだろうか。

《山崎 元裕》

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