【ベントレー コンチネンタルGT スピード 試乗】危険な香りさえをも感じるパワーユニット…山崎元裕

試乗記 輸入車
ベントレー・コンチネンタル GT スピード コンバーチブル(2016年モデル)
ベントレー・コンチネンタル GT スピード コンバーチブル(2016年モデル) 全 66 枚 拡大写真

新型『コンチネンタルGTシリーズ』のトップモデル、「GTスピード」のパフォーマンスは、コンバーチブルボディとの組み合わせで楽しむことにした。

【画像全66枚】

近年のトレンドであるリトラクタブルハードトップではなく、トラディショナルなソフトトップを継承するコンバーチブル。GTスピードには、最高出力を635psにまで高めたW型12気筒ツインターボエンジンが搭載されるが、スタンダードなGTのパワーが向上しているから、GTとGTスピードの性能差は結果的に小さくなった。

オープンモデルであるとはいえ、ソフトトップをクローズした時の走りは、常に快適な印象を崩さなかった。高速域でも静粛性は高いレベルで確保されているし、視界も十分に確保されている。ただし剛性感という点では、やはりルーフを失ったことによるハンデは大きい。もちろんそれはあくまでも、クーペと比較した場合の話であり、一昔前のオープンモデルのような、ボディ剛性の低さを感じるというレベルにないことは確かだ。

GTとの差はたしかに小さくなったのかもしれないが、635psのパワーはやはり圧巻と感じた。もしもフルタイム4WDの駆動方式を持っていなければ、ワインディングで積極的にアクセルを踏み込もうなどという気持ちにはならないだろう。それほどに危険な香りさえをも感じるパワーユニット。当然のことながら趣味性の高さは圧倒的といえる。だからこそ、このエンジンのパフォーマンスはクーペで楽しむべきだと、個人的には思うのだが。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

山崎元裕|モーター・ジャーナリスト(日本自動車ジャーナリスト協会会員)
1963年新潟市生まれ、青山学院大学理工学部機械工学科卒業。少年期にスーパーカーブームの洗礼を受け、大学で機械工学を学ぶことを決意。自動車雑誌編集部を経て、モーター・ジャーナリストとして独立する。現在でも、最も熱くなれるのは、スーパーカー&プレミアムカーの世界。それらのニューモデルが誕生するモーターショーという場所は、必ず自分自身で取材したいという徹底したポリシーを持つ。

《山崎 元裕》

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