母親の心配尽きない小学生の夏休み…85%が「危険が増える」

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「子どもの生活についてどのようなことが心配ですか」
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 ALSOKは、小学生の子どもを持つ働く女性を対象に「小学生と母親の安全に関する意識調査」を行った。調査の結果、89.2%の母親が子どもの日常について心配事があり、ほとんどの母親は子どもの居場所を把握する必要性を感じていることがわかった。

 同社は、子どもたちの自由になる時間が増え行動範囲も広がる夏休みを前に、小学生の子どもを持つ働く女性500人に対しインターネット調査を行った。調査期間は6月11日から16日。

 調査の結果、子どもの日常について「心配事がある」と答えた89.2%の回答者のうち、もっとも心配なことは「道路への飛び出しなどによる事故」が57.4%だった。ついで、「子ども同士のいじめ」が55.2%、「不審者に危害を加えられる」が52.2%という結果になった。

 夏休みに入ると子どもに対する危険が増えるかという質問には、85.8%の母親が「危険が増える」と回答。その理由は「普段より自由に使える時間ができるから」71.1%、「子どもの行動範囲が広くなるので」58.7%、「学校での授業がなく、子どもを見守る大人の目が減るから」56.6%などがあがった。

 また、道路への飛び出しや行動範囲が広くなるなど、家庭外での安全に関する意識が高い母親が多いことから、同社は回答者へ子どもの居場所を把握することについてどう思うか質問した。その結果、9割の回答者が「必要だと思う」と回答したが、一方で17.2%の母親は子どもの居場所を把握していなかった。

 子どもの居場所を把握していないと思う理由は、「家族に伝えた行き先と違う場所に行くことがある」57.0%、「学校やお稽古ごとの帰りの寄り道先がわからない」30.2%、「GPS付きの携帯電話などを置いて出かけることがある」15.1%など。母親としては、子どもの居場所を把握するために「外出するときは行き先を伝えるように言っている」「学校や塾などの時間を把握しておく」などの対策をしているようだが、40.4%の母親は現在行っている対策は「足りていない」と回答した。

 今回の調査では、子どもの安全を守るための対策として「防犯ブサーの活用」や「GPSを使った所在地の確認」、「近所で連携して子どもに声掛けするようにする」などの例があがっている。なお、登下校時に防犯ブザーを持ち歩いている子どもは62.6%だった。

母親の85.8%、小学生の夏休みは「危険が増える」

《加藤ゆい》

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