ウェザーニューズ、「ひまわり8号」活用した航空事業者向けコンテンツを提供

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運航支援コンテンツ「FOSTER-NEXTGEN」7/7の積乱雲発生エリア 台風9号・10号・11号の雨雲の中で、特に積乱雲が発達しているエリアを赤色でアラート表示
運航支援コンテンツ「FOSTER-NEXTGEN」7/7の積乱雲発生エリア 台風9号・10号・11号の雨雲の中で、特に積乱雲が発達しているエリアを赤色でアラート表示 全 2 枚 拡大写真
ウェザーニューズは、7月7日の新型気象衛星「ひまわり8号」の運用開始を受け、航空事業者向け運航支援コンテンツサービス「FOSTER-NEXTGEN」で、積乱雲の発達エリアをほぼリアルタイムで検出する新コンテンツをリリースした。

台風発生時や急速に発達する雨雲発生時に安全な飛行経路、飛行高度選定に役立ててもらう。

北西太平洋や東南アジアの空域では年間約20~30個の台風が発生するが、各国の気象機関から発表される台風に伴う発達した積乱雲に関する空域情報は多くとも1時間に1~2回程度の更新頻度のため、安全性を確保するため、航空機が台風を取り巻く雲域を大きく回避して飛行している。

荒天時に乗客の安全を守りながら、遅延や燃料消費を最小限にするため、最適な飛行経路を選定することは航空事業者において重要課題となっている。同社は、日本域の観測頻度が2分半に1度、その他のエリアは10分に1度となる「ひまわり8号」の観測情報から一定高度以上まで発達している積乱雲を、ほぼリアルタイムに検出、近隣航路を飛行する航空機に対して注意喚起を行なう新コンテンツをリリースした。

新コンテンツは、航空事業者向け運航支援コンテンツサービス「FOSTER-NEXTGEN」から閲覧でき、航空機の予定飛行経路や、飛行中の機体位置を重ね合わせることで最適な飛行プランやルートを検討することができる。台風のほか、熱帯低気圧や、梅雨前線に伴う積乱雲の発生も検知可能で、日本・アジア域の航空機の安全運航を広くサポートする。

また、「ひまわり8号」では観測バンド数が増加したことでカラー画像の取得や複数画像の差分解析が可能となる。同社では、航空機の運航に影響する火山灰や黄砂、霧などの検出にも取り組んでいく。

《レスポンス編集部》

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