飲酒運転の発覚を恐れてひき逃げの男、初公判で一部否認

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5月上旬に石川県七尾市内でRVを飲酒運転し、対向車と衝突する事故を起こして2人に重傷を負わせたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(アルコール影響等発覚免脱)の罪に問われた27歳の男に対する初公判が7日、金沢地裁で開かれた。被告の男は発覚免脱については否認している。

問題の事故は2015年5月3日の午前4時40分ごろ発生している。七尾市能登島半浦町付近の県道(片側1車線の直線区間)を走行していたRVが対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽乗用車と正面衝突し、乗っていた女性2人に重傷を負わせたが、そのまま逃走した。

重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した警察が付近の山中に放置されていたRVを発見。このクルマを使用する27歳の男を逮捕したが、後の調べで飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものと判断。検察は発覚免脱などの罪で起訴していた。

7日に金沢地裁で開かれた初公判で、被告の男はひき逃げの事実は大筋で認めたものの、「事故は前方不注視が原因で起きた。飲酒の影響ではない」として、発覚免脱については否認した。

これに対して検察側は「被告は事故前に3軒の店で酒を飲んでおり、事故後はアルコールが法定濃度を超えていたことは明らか」と指摘。被告に飲酒運転の発覚逃れの意思があったことを指摘している。

《石田真一》

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