日刊自動車新聞社が主催する用品大賞2015の表彰式が7月10日に都内で行われ、ブリヂストンの市販タイヤREGNO(レグノ)シリーズの「GR-XI」および「GRVII」にグランプリが贈られた。
同大賞は販売数量よりも製品そのものの技術開発力やアイディアなど重視し、実際に取り扱う販売店などへの調査も踏まえて選定される。グランプリに選ばれたGR-XIおよびGRVIIは、タイヤ路面部の溝の中で発生するノイズを低減する新技術などの採用により静粛性や乗り心地、運動性能などを高めているのが特徴。
ブリヂストンの清水実常務執行役員は表彰式で「このレグノはまだ発売して半年だが、お客様から大変好評を得ている。前年対比の実績でも1.5倍、前年は消費増税前の駆け込み需要が相当あったので前々年比でみても1.8倍くらい伸びている」と説明。
また「レグノは(価格の)高いタイヤだが、売った後にお客様が、音が静かで良いタイヤを薦めてくれたと感謝の言葉をかけるためにわざわざ店に戻って来てくれるという話を数軒の販売店から聞いている」ことも披露した。
その上で「付加価値をつけた分、単価も上がるが、お客様は満足してくれる。いわばお客様も販売店様も、そして私たちもウィン・ウィンになる、レグノに象徴されるような商品を提供していくのが私たちの使命だと思っている」と強調した。
さらに「これはレグノに限ったことではなくて、やはり付加価値があってお客様が満足できるものを、ますます上梓してカーアフターマーケットの活性化を図る一助を担っていきたい」と述べていた。