仮想空間でベントレーのレースマシンの挙動を体感…コンチネンタル GT3 ローンチナイト

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
「バーチャルサーキット」で富士スピードウェイを走る澤選手
「バーチャルサーキット」で富士スピードウェイを走る澤選手 全 23 枚 拡大写真

ベントレー東京が7月10日、コーンズ青山ショールームで開催した『コンチネンタルGT3ローンチナイト』。GTアジアシリーズに参戦中の『コンチネンタルGT3』が展示されたほか「バーチャルサーキット」が設置されていた。

この「バーチャルサーキット」とは、近年プロアマを問わず、レースに向けたトレーニング方法として注目が高まっているレーシングシミュレーターそのもの。澤圭太選手が「ゲームセンターにあるようなものとは違って、レーシングカーと同じ感覚ですから難しいですよ」と言うと、来場者は一様に驚いていた。

実際に、コンチネンタルGT3と富士スピードウェイのデータで来場者が運転してみると、最初はロードカーとは異なる操作感覚に四苦八苦。しかし澤選手がブレーキのタイミングや視線を向ける先などを指示すると、ラップタイムがみるみる向上。ドライブがどんどん楽しくなっていっている様子だった。

「シミュレーターを置くという試みはコーンズとして初めてです」と説明するのはコーンズモータース・マネジメント室の土田裕之マーケティングマネージャー。「自分たちも体験してみましたが、挙動がとにかくシビア。ですからお客さんに、気軽に遊んでくださいと勧めることは難しいですね」とのこと。

しかし、意外なメリットも多そうだ。「きょうのように、指導するレーサーといっしょに楽しむという使い方はありますね。これは機械と人が揃うことで生まれる楽しさです」と土田マネージャー。

現在さまざまなブランドがサーキットでの走行会や、プロレーサーによる同乗体験走行といったイベントを開催している。しかしこうしたイベントのためにサーキットへ行くというのは、まだまだ一般ユーザーにとって気軽なレジャーになっているとは言いづらい。

サーキットイベントで体験できることに近い感覚が、ショールームで味わえるというのは大きな魅力になりそうだ。なにより、一般ユーザーがレースマシンの操作や挙動をバーチャルならがも体験できるというのは、サーキットでも不可能なことだろう。

実際のレースマシンを雰囲気を知ることは、レースイメージを盛り込んだ車種のイメージをより具体的なものにするだろう。ベントレーも、GT3レプリカとも言えそうな『GT3-R』を限定生産でラインナップしている。だから「ブランドをより深く知ってもらうツールとして、有効かもしれませんね」と土田マネージャー。

今後はモータースポーツイメージを魅力にしているブランドで、シミュレーターを有効利用するケースが増えてゆくかもしれない。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る