「バスよりもトラックに」シングルタイヤ X one とマッチする車種は“売上直結型”

自動車 ビジネス 国内マーケット
長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例
長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例 全 24 枚 拡大写真

長野県松本市のアルプス運輸建設で公開された日本ミシュランタイヤ「X one」装着版 日野『プロフィア』。シングルタイヤの需要について同社は「バスよりもトラックにメリットがある」と強調した。「積載量が売上に直結するクルマにX oneが貢献する」という。

従来の複輪(ダブルタイヤ)から、このシングルタイヤに変えることで、1軸あたり100kgの軽量化が図られる。「2軸で200kg軽くなるので、そのぶん積載量を増やせる」(アルプス運輸建設)という。X oneは、2007年にタンクローリーに採用されたのを皮切りに、カーゴやダンプなどにも次々と採用されるようになった。

シングルタイヤのメリットは、低燃費性やパンク率低減などのほかに、車両設計の“幅”を広げることにも貢献するという。日本ミシュランタイヤ「輪距の拡大による転覆限界性能の向上、タイヤ間の幅拡大でトレーラーの低重心化、フレーム幅の拡大による車両設計の可能性の拡大などが期待できる」と話す。

また、同社は「貨物以外の、たとえば路線バスや高速バスなどへの採用はどうか? と問われると、実績はまだ少ない。積載量が売上に直結するトラックなどに本領を発揮するX oneだから、『座席数をできるだけ増やして、かつ常に満席で走らせたい』というニーズが少ないバス会社などには検討機会があまりない」とも話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る