「道に迷った」高齢ドライバー、阪急京都線の線路内へ誤進入

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8日午後10時20分ごろ、大阪府大阪市淀川区内にある阪急電鉄京都線の踏切を進行していた乗用車が線路内に誤進入。約1.3kmに渡って線路上を走行するトラブルが起きた。列車との衝突や接触はなかったが、警察は運転していた73歳の男を逮捕している。

大阪府警・淀川署によると、クルマは淀川区西中島3丁目付近にある南方駅に隣接する踏切から線路内に進入。線路上を約1.3kmに渡って走行し、隣の崇禅寺駅近くの踏切から再び道路に戻った。

パトロール中の警官が線路内を進行するクルマを目撃して追跡を開始。列車は運行中で、阪急の運転指令には対向する列車の運転士から「クルマが軌道内を走行している」との通報が相次いだ。対向する列車との衝突や接触は無く、同方向に進行していた列車が追突することもなかった。

警察ではクルマを運転していた愛知県安城市内に在住する73歳の男を往来危険容疑で逮捕したが、聴取に対しては「知人のところに行こうとして道に迷った」などと供述しているようだ。その一方で知人がどこに住んでいるのかを答えることができず、警察では認知症の疑いも視野に入れ、トラブルに至った経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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