米国の自動車最大手、GMが過去に販売したSUV。同車の68万台が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を実施する。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「シボレー、ビュイック、GMC、サターンのSUVついて、GMからリコールの届け出を受けた」と公表している。
今回のリコールは、オプションのパワーリアゲートの不具合が原因。NHTSAによると、リアゲートが上方に開く際、突然落下する恐れがあるという。仮に頭上に落ちれば、負傷するリスクが増す。
リコールの対象となるのは、シボレー『トラバース』の2009-2012年モデル、ビュイック『アンクレイブ』の2008-2012年モデル、GMC『アカディア』の2007-2012年モデル、サターン『アウトルック』の2007-2010年モデル。米国で販売された68万6287台がリコールに該当する。
GMは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で、パワーリアゲートのモーターを制御するソフトウェアを改修するリコール作業を行うとしている。