ランクセス「日本の顧客はグローバル戦略にとって極めて重要」

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ランクセス EPDM事業統括 クリスティアン・ヴィダースホーフェン 氏
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ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスでエチレン・プロピレンゴム(EPDM)事業を統括するクリスティアン・ヴィダースホーフェン氏は7月14日、都内で会見し、「日本の顧客はランクセスのグローバル戦略にとって極めて重要」との考えを示した。

ヴィダースホーフェン氏は「ランクセスは世界の生産ネットワークを拡充することにより、顧客が海外進出する際には世界中の拠点で支援できる体制を整えてきた」とした上で、「日本の顧客の成長をサポートするため、日本の顧客のグローバル化にも貢献したい」と述べた。

その一例として2015年初頭に稼働した中国のEPDM生産拠点を上げ、「中国の需要にきめ細かく対応するだけでなく、アジアの主要マーケットである日本、韓国、インドへの供給体制をより強化する」と説明した。

また「品質に対して高い要求を持つ日本の顧客に応えるため、一貫した製品品質を提供できるようすべての製造拠点で品質改善活動を実施している。今後も日本の顧客に対して革新的なソリューションを提供していく」とも話していた。

EPDMは耐熱性や耐候性に優れ、自動車や建設向けを中心に世界的に需要が伸びている。ランクセスは現在、中国のほかオランダ、ドイツ、米テキサス州、ブラジルでEPDMを生産。ヴィダースホーフェン氏によると「EPDMは全世界で年率3~4%の市場成長が見込まれる」という。

《小松哲也》

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