【鈴鹿8耐】インドネシアから世界へ…初挑戦のユディスティラ「トップライダーと走れるの楽しみ」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
鈴鹿8耐2015にTEAM GREENから参戦する、ハジ・アハマッド・ユディスティラ
鈴鹿8耐2015にTEAM GREENから参戦する、ハジ・アハマッド・ユディスティラ 全 6 枚 拡大写真
いよいよ来週に迫った2015コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース。今年もカワサキ・モータース・ジャパンはワークスチームであるTEAM GREENで参戦。その第3ライダーとして起用が決まっているハジ・アハマッド・ユディスティラが意気込みを語った。

インドネシア出身で若干22歳のユディスティラ。今季はアジアロードレース選手権に参戦。マレーシア・セパンで行われた開幕戦のRace2で2位表彰台を獲得。続く母国インドネシアでの第2戦Race1では見事優勝を飾った。その活躍が評価され、いきなりの第3ライダーにワークスチームに抜擢。柳川明、渡辺一樹といった全日本ロードレース選手権でカワサキのエースとして戦うライダーたちと共に8時間を走ることになる。

「この場に来られて凄く光栄。素晴らしい機会を与えてくれたカワサキの皆さんにお礼を言いたい。普段はST600でレースをしていて、合同テストの直前にも鈴鹿で第3戦を戦った。そこから一気に1000ccのバイクを乗ることになりビックパワーに刺激を受けている。もっと練習してチームに貢献したい」。

彼も世界の舞台を目指す若手ライダーの1人。今回は元世界王者のケーシー・ストーナーをはじめ世界の舞台で活躍するトップライダーが集結。その場に自分も参戦してバイクに乗れるという部分には興奮している様子だった。

「ストーナー選手たちと一緒に走れると思うと非常に興奮するし、柳川選手や渡辺選手といった素晴らしいライダーと一緒に組んで8耐に参戦できるのは幸せな気分。だから限られた時間の中でもっともっと練習してチームの力になれるよう努力したい」。

それでも7・8日に行われた公開合同テストでは、大半が雨でウエットコンディションとなってしまったが、唯一ドライで行われた2日目の午前には徐々にペースを上げ、柳川、渡辺のタイムに少しずつ近づく走りをみせた。これには釈迦堂利郎監督も高く評価しており、ユディスティラも含めた3人体制で8時間のスティント割を考えていきたいと語っていた。

こうして世界のトップライダーが集まる鈴鹿8耐は、世界中から注目を集めるイベント。過去にここで結果を残して世界の舞台へ挑戦するきっかけを掴んだライダーも多い。もちろん彼にとっても本番での結果次第では、ワールドスーパーバイクやMotoGPなどへ挑戦する道も開けてくるかもしれない。

インドネシアからアジア、そして世界への切符を掴もうとしているユディスティラ。来週はどんな走りをみせてくれるのか注目だ。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  5. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る