【鈴鹿8耐】前代未聞のヘルメットカメラ!? これが秋吉耕佑の全開走行だ![動画]

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秋吉耕佑選手のヘルメットにとりつけられたソニー アクションカムで撮影されたオンボード映像
秋吉耕佑選手のヘルメットにとりつけられたソニー アクションカムで撮影されたオンボード映像 全 17 枚 拡大写真

今年も7月23-26日にかけて熱い戦いが繰り広げられる。二輪モータスポーツ界の祭典、コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)だ。数多くの参戦チームの中から、注目のチームを紹介したい。

まずは秋吉耕佑&渡辺一馬の全日本JSB1000参戦ライダーペアで表彰台を狙う『au & テルル・Kohara RT』には目が離せない。

過去に3度、鈴鹿8耐を制した秋吉。2014年はF.C.C. TSR Hondaでの参戦だったが、2015年はプライベーターのau & テルル・Kohara RTから参戦することになった。チーム代表の小原斉氏は、知る人ぞ知る二輪ロードレース界の名メカニックだ。過去には伊藤真一、エディ・ローソン、青木宣篤などそうそうたるライダーを担当している。鈴鹿8耐の酸いも甘いも噛み締めた2人がペアを組んだことは、他チームにとっては脅威というほかないだろう。

7月7日-8日に行われた第2回公開合同テストでは、豪雨の初日に、ウェットコンディションでは絶対的な速さを誇る秋吉が、2分18秒070のトップタイムをマーク。ここ何年か雨が降っている鈴鹿8耐だが、「今年も雨になればいいね。ウェットのときのマシンのセットアップは分かっているし、チャンスはより大きくなる」と本人が言うように、天候が崩れたときはますます目が離せない。コンディションが悪くなればなるほど、表彰台候補の筆頭となるだろう。

その秋吉&ホンダ『CBR1000RR』のタイムアタック動画を撮影することに成功した。元々シートカウルへのカメラ装着を予定していたのだが、サービス精神旺盛な秋吉耕佑選手。「こういうことでバイクレースへの関心・人気が高まれば」と、ヘルメットへのカメラ装着も自らご提案。迫力のムービーを収録することができた。

昨年は108周目までトップを快走した華麗なテクニックとともに、最近ではレースを楽しんでいるようにも見える秋吉。ベテランの味で、その存在感は増す一方だ。

撮影日:2015年7月8日
使用機材:SONY アクションカム(HDR-AS200V)

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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