新宿からも金色スペーシア…JRと東武がタッグ「インバウンドをNIKKOへ」

鉄道 企業動向
日本外国特派員協会の記者などを乗せて10時07分に新宿を出発したスペーシアきぬがわ11号のようす
日本外国特派員協会の記者などを乗せて10時07分に新宿を出発したスペーシアきぬがわ11号のようす 全 16 枚 拡大写真

東武の金色スペーシア、2編成目が登場。新宿への乗り入れ運転を始めた。東武鉄道は7月18日、金色に塗られた100系「JR乗り入れ仕様」の営業運転を開始。日本外国特派員協会の記者などを乗せて、10時07分に新宿を出発。異彩を放つ東武の看板電車がJR東北線などを駆け抜けた。

10時、新宿駅6番線ホームの電光掲示に「スペーシアきぬがわ11号10:07鬼怒川温泉6両始発」という文字が灯り、渋谷方から金色特急がするすると入ってきた。このホームからは、「成田エクスプレス」「あずさ」(JR)、「スペーシアきぬがわ」(東武)、「ロマンスカーはこね」(小田急)と、3社の特急電車が共演するシーンが見えた。

新宿にいる金色スペーシアの車体側面には「106」の文字。この“2本目の金色ボディ”は、JR乗り入れ仕様の106編成だ。「もともとはオレンジの車体だった」と東武。外観は、4月に登場した1本目の金色スペーシア(東武線内用、100系103編成)と同じだが、号車のドア付近にJRのグリーン車のマークが貼られているのが小さな違いか。

「今回の2本目の金色スペーシアは、個室も金色に仕上げた」(東武)という。その“金色の部屋”を見渡すと、頭上の荷棚の上に置かれた空気清浄機まで金色に施されていた。東武は「夜になるとまた違った、ちょっとオトナな雰囲気になる」とも話していた。

なぜいま、JR新宿方面にも金色スペーシアなのか。東武は「営業サイドから『確実に外国人観光客の乗車数が増えている』という声を聞く。浅草発だけでなく、ジャパンレールパスなどで新宿方面から日光エリアへ向かうインバウンドにも、印象付けたい」と話していた。

またこの日、“金色特急”が出発した新宿駅や車内、大宮駅などでは、JR東日本東京支社や同大宮支社の腕章をつけたスタッフと、東武鉄道の社員たちの“連携プレー”が垣間見えた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る