FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)と中国の広州汽車(GAC)グループは7月15日、中国に新たな自動車販売会社を設立すると発表した。
フィアットと広州汽車は2010年3月、折半出資により中国合弁の広汽フィアットを設立。湖南省長沙市の合弁工場において、クライスラーグループのダッジブランドの小型セダン、『ダート』を、フィアット『ビアッジオ』として生産している。
また、広汽フィアットは中国市場へ、フィアット『500』、『フリーモント』、『ブラーボ』を導入。これら輸入車に関して、現地でのディストリビューション業務を担当している。
今回、広汽フィアットが、中国に新たな自動車販売会社を設立すると発表。これにより、FCAと広州汽車の協力関係は、さらに緊密なものとなる。
新たな自動車販売会社は、既存のジープ、クライスラー、フィアットの各販売店を、統括する役割を担う。そして、中国において、さらなるディーラーネットワークの拡大を目指すとしている。