【ホンダ 歩行アシスト 発表】事業採算を確保できるリース価格

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダ 歩行アシスト 装着の様子
ホンダ 歩行アシスト 装着の様子 全 3 枚 拡大写真

ホンダは7月21日、歩行のリハビリを支援する歩行訓練機器「Honda 歩行アシスト」を発表した。11月から国内の病院やリハビリ施設などにリース販売する。1999年の研究着手から17年目の実用化となった。

リース期間は「技術の進化をちく時反映させたい」(開発責任者の伊藤寿弘・歩行アシスト推進ブロック主任技師)という狙いもあって3年間と、比較的短く設定している。月間のリース料金は4万5000円で、年1回の保守点検と2名までの機器操作の講習費用も含んでいる。病院などはこの機器を使ったリハビリメニューを提供し、歩行障害からの回復に役立てる。

初年度のリース計画は450台。汎用パワープロダクツ事業本部の鶴薗圭介事業管理室長によると、この価格と販売計画で「事業としての採算はとれるようにしている」という。生産はMPUの共同開発先であるNECに委託している。

当面は、リハビリを行う理学療法士のいる医療施設や介護施設などへの販売に限定するが、将来は一般向けの市販も検討していく。このため、こうしたリハビリ機器の存在を「今後1年以内で多くの方に認知いただくような活動にも注力していく」(伊藤氏)方針だ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る