日本自動車タイヤ協会は、自動車タイヤ国内需要見通しの年央の修正を発表した。
それによると新車用タイヤ需要(四輪車)は、当初見通しより9万5000本マイナスの4263万9000本に下方修正した。前年同期比では5%減と、当初見通しより1ポイントダウンする見込み。
このうち、乗用車用タイヤは、上期実績が前年が高水準だった反動で、前年同期比9%減となった。下期も前年を下回ると見込みで、年間では当初見通しより17万7000本減の3543万5000本、前年同期比では当初見通しより1ポイントマイナスの6%減に下方修正した。
小形トラック用タイヤの上期実績は同1%減となった。下期も同程度前年を下回る見込みで、年間では当初見通しより4万6000本増と微増修正した。年間では同1%減の582万5000本を予想。
トラック・バス用タイヤの上期実績は、同2%増となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では当初見通しより3万5000本増の137万9000本、当初見通しより2ポイントプラスの同2%減に上方修正した。
市販用タイヤの需要見通しでは、乗用車用タイヤは、夏用タイヤの上期実績が同1%減となった。下期は前年を上回る見込みで、年間では当初見通しより19万4000本増の3460万9000本、前年同期比は当初見通し通りの横ばい。
冬用タイヤの上期実績は前年が降雪により大幅増だったため、同54%減となった。下期も前年を下回ると見込みで、年間では当初見通しより11万7000本増の1682万4000本、前年同期比で4ポイントマイナスの10%減に下方修正した。
小形トラック用タイヤの上期実績は、夏冬合計で同8%減となった。下期は夏用を前年並みとしたが、冬用は前年を下回る見込みで、年間の夏冬合計で当初見通しより29万1000本減の1376万3000本、前年同期比4ポイントマイナスの5%減に下方修正した。
トラック・バス用タイヤは、上期実績が夏冬合計で同9%減となった。下期は夏冬とも前年を上回る見込みで、年間の夏冬合計では当初見通しより11万2000本増の531万3000本、前年同期比は当初見通し通りの2%減に修正した。