工学院大学、新開発のソーラーカーを公開…ワールドソーラーチャレンジに参戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
WSC2015に参加する工学院大学のソーラーカー「OWL」とメンバーたち
WSC2015に参加する工学院大学のソーラーカー「OWL」とメンバーたち 全 9 枚 拡大写真

工学院大学は7月24日、世界最大規模のソーラーカーレース「ブリヂストン ワールドソーラーチャレンジ2015(WSC2015)」の参加マシン『OWL(アウル)』を新宿キャンパスで初公開した。

【画像全9枚】

WSCは1年おきに開催される、オーストラリアを縦断するソーラーカーレース。ダーウィンからアデレードまでの公道3000km以上を走行する。工学院大学は前回大会(2013年)に初参加し、今年が2回目の挑戦となる。

同校は2009年に始めてソーラーカーを製作。WSC2013には2号機となる『Practice』で参加した。3号機となるOWLはクルーザークラスにエントリーする2ドアモデル。このクラスは2名以上の乗車が可能なパッケージレイアウトが義務づけられている。

またコースの中間地点でコンセントからの充電が認められているが、そのための充電設備も搭載する必要がある。レースに特化した従来のソーラーカーよりも、より通常のクルマに近いパッケージレイアウトを求められるのがクルーザークラスの特徴だ。

OWLは2人乗りで、全長×全幅×全高は4500×1800×1000mm。車体重量は350kgで、これは乗員1名と60kgのバッテリーを含んだ数値。最高速度や巡航速度は非公開。空力面では、これまでのソーラーカーと同等のCD値を達成したとのこと。

総勢76名のメンバーを擁するソーラーカープロジェクトで監督を務める、工学部機械システム工学科の濱根洋人准教授は「ビジョナリー(先進的、独創的)チームとして、デザインド・バイ工学院大学、メイド・イン工学院大学で世界に『すごいぞ!』と思ってもらえるマシンを作るというのが、全メンバーの気持ちです」と意気込みを語る。

チームのキャプテンを務める大原聡晃さん(機械工学専攻・修士2年)からは、学内のすべての学部・学科からメンバーが集まっていることが紹介された。機械、空力、電気、エネルギーマネージメントという4つの班で技術グループを形成するほか、総合企画、広報、キャンプの3班を集めた運営グループ、予算を司る財務グループでプロジェクトチームが構成されているという。

佐藤光史学長は「メンバーには代表であるという誇りを持って、チームワークと信頼によってベストを尽くし、充実した経験をしてほしいと期待しています。技術的挑戦のみならず未来のエンジニアを目指し、グローバルな仲間づくりや交流を経験して成長の糧にしてほしい」とエールを送る。

「資源やエネルギーに恵まれているとはいえない日本で、さまざまな課題を抱える世界を見据えて活躍しようとしている若者たちの挑戦に、大きな勇気を感じています」とのこと。

またサポート企業の代表として挨拶したブリヂストン・グローバルモータースポーツ推進部の堀尾直孝部長は「われわれの部品を活用して素晴らしい車両に仕上げてくれた学校と学生には、あらためてお礼を申し上げる。ぜひとも勝利を収めていただきたい」と激励した。

WSC2015は10月18~25日に開催される。それまでに「毎日、やらなければならないことがたくさんある」と濱根准教授。しかしメンバーの意気は盛ん。定期試験中のため参列できなかった下級生メンバーからのビデオメッセージでは「優勝するぞ!」という元気いっぱいの声が聞かれた。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. トヨタ タンドラ で走行160万km…顧客にサプライズプレゼント
  5. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. インモールドコーティングコンソーシアム設立、型内塗装の国内普及めざす…武蔵塗料と岐阜多田精機
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る