さいたま市や伊勢市など、外国人向けSIMを販売する自治体

エンターテインメント 話題
伊勢市観光協会 案内所
伊勢市観光協会 案内所 全 2 枚 拡大写真

 自治体や地域の観光案内施設で、訪日外国人向けSIMの展開が続いている。

 訪日外国人観光客の記録的な増加に加え、2020年の東京オリンピックを控える中で、海外からの観光客のいっそうの増加が予想されている。その受け入れ対策の中で課題のひとつとなっているのが通信環境の整備だ。

 これについては、無料の公衆無線LANの整備が取りざたされるのと同時に、スマートフォンなどで使える訪日外国人向けプリペイドSIMも多くなっている。いわゆる格安SIM市場でトップシェアのNTTコミュニケーションズ(OCN)をはじめ、ソネットなどが訪日外国人をターゲットにしたプリペイド方式のSIMカードを販売。以前は空港や量販店などを中心に販売されてきたが、最近では自治体や観光案内所などで販売するケースも増えてきた。

 JR札幌駅内の「北海道さっぽろ観光案内所」では、7月8日からソネットのプリペイドSIM自動販売機を設置。2016年に伊勢志摩サミットの開催を控える伊勢市観光協会も、8月3日より市内にある外宮前観光案内所でNTTコミュニケーションズのSIMの販売をスタートする。これは、国内の観光協会としては初めての試みだ。

 また、さいたま市は7月10日から、市内の協力宿泊施設などを利用する訪日外国人に無料でプリペイドSIMの配布を開始。2000枚の配布が終了するまで継続する。無料の公衆無線LANの代わりに通信環境を提供する狙いだ。

 観光協会や自治体など地域単位での取り組みは、訪日外国人対策として今後注目されそうな動きといえるだろう。

★毎週月曜発行★先週公開のオススメ記事をピックアップ!HANJO HANJO メールマガジン登録はこちら

地域で外国人向けSIMを提供……オリンピック見据えるさいたま市、サミット控える伊勢市など

《こばやしあきら/H14》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る