【ホンダ S660 試乗】荷室を求めるのは、美味しいそば屋で牛丼を頼むようなもの…岩貞るみこ

試乗記 国産車
ホンダ S660
ホンダ S660 全 8 枚 拡大写真

キレキレの6MTに対し、かなりマイルドな印象になるCVTである。「β」というのも理由のひとつ。「α」はステアリングが本革なのに対し、βはウレタンタイプなので、握り心地がわずかに太めでソフト。握ったとたんに、気合がほんのちょっとゆるむ感じがする。

【画像全8枚】

CVTのスムーズさ、さらにはパドルシフトでのシフトチェンジへの反応のよさは快適。シフトダウンしたときの、エンジン音のうなり具合も心地よく、さらには、アクセルをわずかにオフしたときの、「ヒューン」というターボの息づかいもうっとりする。なによりこのコンパクトさ。着座位置の低さ。これだけで、クルマという概念から抜け出した、『S660』という乗り物なのである。

CVTになると、気分的に張り詰めていたものが少しゆるんでふつうに扱えるため、荷物スペースが欲しくなるところだが、それを求めるのは、美味しいそばやに行って牛丼がないと訴えるようなもの。

私も一応、リアを開け、フロントを開け、少しは入るところがないのかと探しましたけどね。きっちり内臓が組み込まれているのを見て、ああ、やっぱりという落胆が1%、さすがだと関心したのが99%。ちょっとでも牛丼を期待した自分を恥じるばかりである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  2. 住友化学、バイオ由来液晶ポリマーの実機生産に成功…サンプル提供を開始
  3. ルネサスエレクトロニクス・人事情報 2026年7月1日付
  4. シトロエン『2CV』が復活、265万円で2028年までに市販化へ…パリモーターショー2026
  5. アルファロメオ、観音開きドアのクーペ『クオーレロッソ』を世界初公開…パリモーターショー2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. シェフラー、ヒューマノイドロボット向け成形波動ギアボックスを2027年量産開始…自動車向けノウハウ活用
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る