日立、イギリスで鉄道運行管理システムを初受注

鉄道 企業動向
日立レールヨーロッパは英国の鉄道インフラを管理するネットワーク・レールからロンドンの通勤鉄道「テムズリンク」の運行管理システムを受注したと発表した
日立レールヨーロッパは英国の鉄道インフラを管理するネットワーク・レールからロンドンの通勤鉄道「テムズリンク」の運行管理システムを受注したと発表した 全 2 枚 拡大写真

日立グループの英国鉄道システム事業会社「日立レールヨーロッパ」は7月27日、英国の鉄道インフラを管理するネットワーク・レール社から、ロンドンの通勤鉄道「テムズリンク」の運行管理システムを受注したと発表した。日立が同国で鉄道運行管理システムを受注するのは初。

【画像全2枚】

テムズリンクは、ロンドンの中心部を貫いて南部のブライトンと北部のベッドフォードを結ぶ線を主体とする通勤路線。発表によると、日立による鉄道運行管理システムはまずロンドン中心部のブラックフライアーズ駅からセントパンクラス駅までの区間と、その南北約20分のエリアに導入され、2017年から一部区間、2018年には全面的に運用を開始する予定という。

英国では2010年から全国の在来線を対象とする運行管理システム更新プロジェクトが検討されており、日立は2012年に運行管理システムのプロトタイプを受注していた。今回のシステムはテムズリンクのほか、他線にもオプションとして納入される可能性があるという。

ネットワーク・レールによると、同システムの導入により、ブラックフライアーズ~セントパンクラス間で1時間あたり上下各24本の運行が可能になる。同線の改良を行う「テムズリンク・プログラム」のディレクター、サイモン・ブランチフラワー氏は、同システムの導入により「利用者への情報提供の充実や、運行遅延からの早期回復の実現など、非常に高い信頼性で鉄道運行を実現することが可能になります」とコメントしている。

日立の運行管理システムは、通常運行では柔軟で安定した運行管理、遅延などの混乱時にも最適な運行スケジュールを再構築することで早急なダイヤの復旧を実現するといい、日本では首都圏や新幹線など多くの路線で30年以上の実績があるという。

テムズリンクは英国でも特に利用者数の多い路線の一つで、運行システムの改良をはじめ、最大12両編成の新型電車導入や駅の改良、他の主要路線である東海岸本線と接続するトンネルの整備など、各種の改良プロジェクトが2018年の完成を目指して進んでいる。同線は現在「ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ(Govia Thameslink Railway)」が運行を行っている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:6』予想CG公開! PHEVを採用? D:5の進化のゆくえ
  2. ランボルギーニ『ミウラ』誕生60周年、電動スーパーカー『レヴエルト』に「ミウラ 60° オマージュ」…世界限定99台
  3. 『トミカ』史上最高峰、5階建て24台収容の立体駐車場が登場 価格4万1800円で9月に発売
  4. 車中泊や休憩時の必須アイテム「カーテン」、用途や好みに応じて選べる新作、続々登場![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 【アウディ A6 新型試乗】エンジンの存在を感じさせない、ストレスのないクルマ…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
ランキングをもっと見る