米国の自動車大手、フォードモーターの高級車ブランド、リンカーンが2016年に市販化する予定の『コンチネンタル・コンセプト』。同車に関して、生産工場が明らかにされた。
コンチネンタル・コンセプトは4月、ニューヨークモーターショー15で初公開。リンカーンが近い将来、市販するフルサイズセダンを提案した1台。リンカーン伝統の『コンチネンタル』の名前を冠したコンセプトカーとして登場した。
開発で重視されたのは、エレガントかつ力強いデザイン。外観は、「E-ラッチ」と呼ばれるドアハンドルやレーザーアシスト付きのLEDマトリックスヘッドランプ、「SPDスマートグラス」サンルーフなどが特徴。室内は、リンカーンらしいラグジュアリー性を追求。30方向に調整できるパワーシートは、リンカーンの特許。プレミアムな「Revel」オーディオも装備。
パワートレインは、リンカーン専用に新開発された3.0リットルV型6気筒ターボ「エコブースト」。リンカーン・ドライブ・コントロールと呼ばれる可変式サスペンションや、アダプティブステアリングも導入された。
7月16日、リンカーンは、新型コンチネンタルの生産工場に関して、「米国ミシガン州のフラットロック組み立て工場」と発表。生産開始時期については、「2016年内」と公表した。フラットロック組み立て工場は、フォード『マスタング』の生産拠点として知られる。