スズキ、第1四半期営業利益は8%増の552億円と過去最高

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スズキの長尾正彦常務役員
スズキの長尾正彦常務役員 全 3 枚 拡大写真

スズキが8月3日に発表した2016年3月期の第1四半期(4-6月期)連結決算は、主力のインドでの販売好調や円安効果で営業利益は前年同期比8%増の552億円となった。同期では3年連続で最高を更新した。

第1四半期の4輪車世界販売は1%減の68万8000台となった。軽自動車を中心に全体需要が落ち込んだ日本は17%減の15万2000台と低迷したが、主力のインドは13%増の30万6000台と好調に推移した。対インドルピーでの円安などによる為替影響は営業損益段階で68億円の増益要因となった。

純利益は6年ぶりの減益となる16%減の317億円だった。インド子会社の収益増が、スズキの連結純利益を抑える方向に作用した。通期予想は営業利益で1900億円(前期比6%増)などとしている期初時点の数値を据え置いた。会見した長尾正彦常務役員は「インドの業績好調を除くと厳しい状況にある。純利益の減益がその象徴」と、慎重な見方を示した。

《池原照雄》

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