【BMW 2シリーズ グランツアラー 発表】国産ミニバンからの移行多く、ディーゼル比率8割に

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BMW 2シリーズ グランツアラー
BMW 2シリーズ グランツアラー 全 8 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)から販売が開始されている『2シリーズ グランツアラー』は、当初の予定通り、BMW以外からの乗り換えが中心になっているという。

2シリーズ グランツアラーは、「初めてBMWを購入するユーザーを狙って投入した」とは、同社広報室長である黒須幹さんの弁。実際に6月に発売を開始して約一カ月の結果では85%程が新規ユーザーだという。「通常他のモデルでは80%程がBMWからの乗り換え」とのことなので、狙いは成功しているといえる。因みに5人乗りの『2シリーズ アクティブツアラー』も7割以上が新規ユーザーだという。

また、ディーラーへの集客も増加し、「これまでとは違う若いユーザー層や家族連れが多く、ショールームの中にキッズコーナーを設けるところも出てきている」と黒須さん。

下取り車に関しては国産ミニバンからが多く、「グランツアラーは3列シートをうたっているが、3列目はエマージェンシー的なものとして設置しているので、ミニバンユーザーがどのくらいそこを納得してくれるのかと思っていた」と話す。

しかし、あくまでも初期反響としながらも、「ミニバンユーザーからの乗り換えが非常に多く、『セレナ』、『オデッセイ』、『エルグランド』などの銘柄からの移行が多い傾向にある」とし、「しっかりした3列目があったとしても、やはり3列目はオケージョナルユースというのがメインなのかなという印象だ」と語った。

もうひとつミニバンからの移行で大きなポイントはディーゼルだ。黒須さんによると「いまディーゼルを注文すると、3カ月待ち。ガソリンは仕様にもよるが即納に近い形で提供できる。大体8割くらいがディーゼルを希望されている」と現状を述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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