フェリー「さんふらわあ だいせつ」で火災…行方不明の二等航海士、死亡を確認

船舶 企業動向

商船三井フェリーは、苫小牧沖で火災が発生したカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」の状況を発表した。

7月31日17時15分頃、苫小牧沖南方約55キロメートル付近の海域を、大洗港から苫小牧港に航海中のカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」の車両甲板で火災が発生した。「さんふらわあ だいせつ」の消火設備、乗員により一次消火活動を行ったものの鎮火せず、船長が乗客乗員全員の退船、避難を決定。その後、乗客71人全員が付近を航行中のフェリーと海上保安庁の巡視艇などに救助され、31日夜、苫小牧港に上陸した。

乗員23人中、船長を含む22人も同時に巡視艇などに救助されたものの、消火活動に従事していた二等航海士1人が行方不明となった。

8月1日9時頃から海上保安庁特殊救難隊が同船に移乗し、行方不明者の船内を捜索した結果、8月3日11時頃、倒れている1人を発見、その後、行方不明となっていた二等航海士の死亡が確認された。

「さんふらわあ だいせつ」の船体は安定しており、海上への油の流出は確認されていない。

同社では、事故原因の究明について、当局による調査に協力するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  5. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る