JR北海道、石北本線不通で代行バス運行開始…復旧完了はお盆のピーク前に

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路盤が流出した石北本線の下白滝~丸瀬布間。JR北海道は上川~遠軽間を運休し、旭川~網走間で代行バスの運行を開始した。
路盤が流出した石北本線の下白滝~丸瀬布間。JR北海道は上川~遠軽間を運休し、旭川~網走間で代行バスの運行を開始した。 全 2 枚 拡大写真

JR北海道は石北本線の一部不通に伴い、旭川~網走間で代行バスの運行を開始した。同社はお盆のピーク前までの復旧工事完了を目指す。

同社の発表によると、降雨による線路点検を行っていた北見工務所遠軽管理室の職員が8月1日4時07分頃、遠軽町内の下白滝~丸瀬布間(新旭川駅から96.7kmの地点)で路盤の流出を確認。現地の調査を行ったところ、線路沿線からの流水などにより、盛土路盤が約25mにわたり約1500立方m流出していることが分かった。

これに伴い石北本線は、路盤が流出した部分を含む上川~遠軽間75.9kmで運転を見合わせている。札幌~網走間の特急『オホーツク』全列車と旭川~北見間の特別快速『きたみ』は、全ての区間で運休している。

代行バスは旭川~網走間で運行されている。運行本数は下り旭川発が9時30分頃発と17時00分頃発の2本、上り網走発が9時30分発と16時00分発の2本で、旭川~網走間を4時間50分~5月45分程度で結ぶ。他に旭川9時30分頃発の下り生田原行きと、生田原17時30分発の上り旭川行きも設定されている。

このほか、函館本線札幌~旭川間では『オホーツク』の代替として、札幌発7時21分・15時08分の下り旭川行き臨時特急2本と、旭川発13時13分・21時01分の上り札幌行き臨時特急2本が設定された。

JR北海道は「災害規模が大きいため運転再開には相当の時間を要する見込み」としつつ、「現時点ではお盆のピーク前までには復旧工事の完了を目指しています」としている。

《草町義和》

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