パイオニア、為替影響による原価率悪化などで大幅減益…2015年4-6月期決算

自動車 ビジネス 企業動向
パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)
パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

パイオニアが発表した2015年4-6月期(第1四半期)の連結決算は、経常損益が5億9200万円の赤字だった。前年同期は2億7900万円の赤字で赤字幅が拡大した。

売上高は前年同期比3.8%減の1090億2000万円と減収だった。円安による為替換算効果もあってカーエレクトロニクスは増収となったが、前期に実施したホームAV・DJ機器の事業譲渡が影響した。

カーエレクトロニクス事業は、カーオーディオは、北米の市販向け、北米・国内でのOEM向けが増加して増収となった。カーナビゲーションシステムは、東南アジアや中国のOEM向けが増加したものの、国内の市販向け、OEM向けが減少し、減収となった。

カーエレクトロニクス全体の売上高に占めるOEMの売上構成比は前年同期から6ポイントアップして62%となった。

全体の収益では、事業譲渡や体制のスリム化の効果で、販売費・一般管理費が減少したものの、原価率が為替影響によって悪化したことや、減収の影響で、営業利益は同74.0%減の6900万円と大幅減益となった。当期損益は25億1400万円の赤字となった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る