JR貨物、関東~北海道便を増発…フェリー火災事故による輸送力不足に対応

鉄道 企業動向
JR貨物は苫小牧港沖のカーフェリー火災事故を受け、関東~北海道間を結ぶ貨物列車を増発した。写真は東北本線を走る貨物列車。
JR貨物は苫小牧港沖のカーフェリー火災事故を受け、関東~北海道間を結ぶ貨物列車を増発した。写真は東北本線を走る貨物列車。 全 2 枚 拡大写真

JR貨物は8月5日、関東と北海道を結ぶ臨時貨物列車を8月12日発まで運行すると発表した。カーフェリーの火災事故を受け、関東~北海道間の輸送力不足に対応する。

臨時貨物列車は8月4日から運行を開始しており、今後は8月6・7・11日に東京貨物ターミナル17時14分発の札幌貨物ターミナル行き、8月6・8・12日に札幌貨物ターミナル6時25分発の東京貨物ターミナル行きが設定されている。いずれも20両編成(12フィートコンテナ100個分)で運行される予定だ。

JR貨物によると、大洗港(茨城県大洗町)~苫小牧港(北海道苫小牧市)間を結ぶカーフェリーの火災事故により、盆休み前の需要増加時期の輸送力がひっ迫することから、臨時貨物列車の運行を決めたとしている。

大洗~苫小牧便は、商船三井フェリーのカーフェリー「さんふらわあ」4隻が就航しているが、7月31日に「さんふらわあ だいせつ」で火災事故が発生。同船を使用できない状態になったため、商船三井フェリーは「だいせつ」運航便を当面欠航することにした。「さんふらわあ さっぽろ」「さんふらわあ ふらの」「さんふらわあ しれとこ」の3隻は通常通り運航される。

北海道の公表資料によると、道内~道外間の貨物輸送シェアは、内航海運とフェリーが9割近くを占めており、鉄道はおおむね7~8%程度で推移している。

《草町義和》

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