マツダ、タイの新パワートレイン工場で開所式…SKYACTIV車の一貫生産体制構築へ

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マツダがタイ・チョンブリ県に建設した新パワートレイン工場「MPMT」外観
マツダがタイ・チョンブリ県に建設した新パワートレイン工場「MPMT」外観 全 4 枚 拡大写真

マツダは、タイ・チョンブリ県に建設した新パワートレイン工場「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand)(MPMT)」において8月7日、開所式を実施した。

開所式には、来賓としてタイのマハー・チャクリー・シリントーン王女殿下を迎え、MPMTの川上英範社長兼CEOはじめとする従業員や、マツダの小飼雅道社長兼CEOなど、約500名が出席し、同工場の開所を盛大に祝った。

MPMTは、防府工場に次ぐ、マツダの海外初となるトランスミッション生産拠点として、今年1月より新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」を生産している。年間生産能力は40万基で、MPMTで生産されたトランスミッションは、タイを始め、マレーシア、ベトナム、メキシコ、中国など、マツダのグローバルな生産拠点に供給され、新型『マツダ2(日本名:デミオ)』、新型『マツダ3(日本名:アクセラ)』や『CX-5』などに搭載される。

また、2015年第4四半期中にも量産を開始する予定のエンジン工場では、すでに「SKYACTIV-D1.5」のパイロット生産に着手しており、タイにおいて、エンジンからトランスミッション、車両に至るまで、「SKYACTIV技術」搭載車の一貫した生産体制が整うことになる。

開所式にあたり、マツダの小飼社長兼CEOは「MPMTの稼働により、タイは、マツダにとって海外で初めて、車両、エンジン、トランスミッションの一貫生産を行う拠点となった。マツダは今後も、タイの経済および自動車産業の持続的な発展に貢献できるよう、全力を尽くしていく」と述べた。

《纐纈敏也@DAYS》

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