7月中旬に福岡県福岡市中央区内で発生した重傷ひき逃げ事件について、福岡県警は4日までに64歳の男をひき逃げ容疑で逮捕するとともに、事故の被害者となった21歳の女も酒気帯び状態が発覚したことから、飲酒運転容疑で逮捕している。
福岡県警・中央署によると、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された城南区内に在住する64歳の男は2015年7月11日未明、福岡市中央区大手門付近の市道(片側2車線の直線区間)でトラックを運転中、前方を走行していた原付バイクを追い抜こうとした際に接触。バイクの転倒を誘発し、運転していた西区内に在住する21歳の女に顔面骨折の重傷を負わせたものの、そのまま逃走した疑いがもたれている。
事故直後の呼気検査で女からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出していたが、事故による負傷で加療が必要と判断されたことから、退院を待って道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕している。
聴取に対して男は容疑を大筋で認めているが、女は「飲酒運転はしていない」などと供述。容疑を否認しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。