新幹線の車内販売がなかなか来ない…ワゴン販売も“ピッ”でスピードアップ

鉄道 企業動向
東海道新幹線の車内販売、Suicaで買い物してみた
東海道新幹線の車内販売、Suicaで買い物してみた 全 8 枚 拡大写真

帰省客や行楽客で混雑する新幹線。通路に立つ人が出るほど混み合うと、車内販売スタッフも「思うように前へすすめない」と苦笑するが、「それでも少しスピードアップした」という。8月初旬の平日、上り東京行き「のぞみ」の車内販売スタッフがそのワケを教えてくれた。

その日の朝、下り「のぞみ」で東京から名古屋へ向かうため、最も新大阪寄りの1号車自由席に座り、後方(東京寄り)からやってくるワゴン販売を待っていた。が、車窓に浜名湖や赤い名鉄電車が映ったころにも、販売スタッフに出会えず、結局何も買えずに名古屋に着いてしまった。

帰りの新幹線の販売スタッフは、「7号車から1号車に向かって売っていくけど、お客さんが多いときなどは1号車まで到達するのに時間がかかってしまう。でもこれでも少し早くなった」という。

「東海道新幹線はことし3月からSuicaやICOCAといった交通系電子マネーが使えるようになった。お金を受け取ってお釣りを渡すという手間に比べて、カードでピッとやるほうが早い。結果的にワゴンがすすむスピードが上がった感じ」(同スタッフ)

実際にSuicaで缶ビールを買ってみると、買う側も小銭を探る手間も省けて、カードでピッとやってレシートと品物がほぼ同時に出てくるという具合。JR東日本は、同社エリアの新幹線や特急などの車内販売で、交通系電子マネーに加え、クレジットカードも使えるようになった。東海道新幹線の車内販売スタッフは「クレジットカードは使えないの? と聞かれることが多い」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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