首都高の景色が再び“カラフル”に…屋外広告に新たな兆し

自動車 ビジネス 国内マーケット
首都高沿いの屋外広告は、“白紙”もまだ残っていが、デジタルサイネージなどの活用で盛り返しているという
首都高沿いの屋外広告は、“白紙”もまだ残っていが、デジタルサイネージなどの活用で盛り返しているという 全 5 枚 拡大写真

首都高を走っていると、白紙の看板に電話番号だけ記された屋外広告を見かける。こうした“広告が入らない空き物件”が減り、車窓に映る景色ににぎわいが戻ってきた。屋外広告を扱うスタッフのひとりは「少しずつだけど回復傾向。問い合わせも徐々に増えてきた」と話す。

「首都高ではドライバーをターゲットにしたサービスや企業から注目されている。地図やルートの検索サイトなどは連続で並べてドライバーに訴えるものもある」(同スタッフ)

また、「デジタルサイネージ表示の問い合わせも多い」と同スタッフ。「1枚のディスプレイで、複数のコンテンツを順番に表示できて、これまでの看板と違い、クライアントの要望にも柔軟に対応できる」という。8月中旬、首都高を走ってみると、“白紙看板”は沿線で2割ほどと感じた。

経済産業省は、広告業売上高に占める各媒体の比率を2006年と2014年で比較。インターネット広告などが上昇するなか、新聞・雑誌・テレビ・ラジオの「4媒体広告」や屋外広告、折込み・ダイレクトメールといった媒体が軒並み低下したと伝えている。そのなかでも屋外広告は最もゆるやかで、1.4%から1.2%と0.2ポイント減少にとどまった。

同スタッフは「パソコンやスマホから離れた運転中のドライバー向け広告は、『やっぱり運転席からの視界で訴えかけたい』という思いが根強くあるようだ」とも話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『RAV4』新型、5月21日に世界初公開
  2. 【スズキ ハスラー タフワイルド 新型試乗】“クラシック・ミニ”の面持ちを思い出す…島崎七生人
  3. 昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~
  4. 『ジムニー』のコンプリートカスタムカーをそのまま販売、313万円ですぐに乗り出せる
  5. トヨタのオフロード仕様「TRDプロ」、新色「ウェーブメーカー」で冒険心を刺激…今秋米国設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  2. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  3. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  4. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る