空港の安全関連情報を公表、航空機事故はゼロ、重大インシデント1件…2014年度

航空 行政
成田空港を離陸するピーチのA320(参考画像)
成田空港を離陸するピーチのA320(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

国土交通省の空港安全情報分析委員会は、2014年度の空港の安全にかかわる情報について審議し評価結果を公表した。

2014年4月から適用された「航空安全プログラム」により、安全情報の収集として報告制度が導入された。これによって空港管理者は、安全上の支障を及ぼす事態が発生した際、関連情報を収集し航空局へ報告することが義務付けられた。

同委員会は、2014年度に空港管理者から報告があった安全情報について分析・公表するため、開催した。

それによると2014年度に空港管理者から報告のあった、空港の設置者が管理する施設や運用に起因して発生した航空機事故件数はゼロ、重大インシデントが1件、安全上の支障を及ぼす事態が92件だった。

安全上の支障を及ぼす事態のうち、制限区域内の事故が36件、施設・設備の破損が33件、無許可・誤進入が23件だった。

これらの内訳によると制限区域内事故のうち、人が死亡・重症が18件、旅客の死傷が4件、航空機の破損が14件だった。施設・設備の破損では舗装破損が24件、消火機材・車両不具合が9件。無許可進入が15件、誤進入が8件だった。

同委員会では、2014年度の空港安全情報の分析と対策について審議した結果、それぞれの事案について、関係者により必要な対応がとられており、引き続き適切にフォローアップを行っていくべきことを確認した。

また、今後も安全情報の分析に基づき、安全上の支障を及ぼす事態への対応を適確に行い、安全対策の充実を図ることが必要であると評価した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. アップル「iOS 26」発表、「CarPlay」の進化ポイントは
  5. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る