アウディのドイツ本社は8月14日、7月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、14万6100台。前年同月比は1.4%増と、67か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、欧州が回復傾向。7月は6万7400台を売り上げ、前年同月比は5.4%増と、2か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは2.9%増の2万2960台と、7か月連続の前年実績超え。
英国は7月、1万2818台を売り上げ、前年同月比は8.2%増と31か月連続で増加。スペインは22.8%増の4201台と、19か月連続で前年実績を上回る。イタリアは1.5%増の4862台と、7か月連続で増加。フランスは5177台を販売し、前年同月比は5.8%増と、2か月連続で増加。ロシアは23%減の2003台と、7か月連続で前年実績を下回る。
また、中国(香港を含む)は4万2267台にとどまり、前年同月比は12.5%減と、3か月連続で減少した。米国は1万7654台を販売。前年同月比は20.8%増と、55か月連続で前年実績を超えている。
車種別実績では、米国ではSUVの『Q』ファミリーが、前年同月比68%増と人気。南米では、『A3セダン』と『Q3』が支持を集めた。英国では、新型『TT』の販売が好調。
アウディの2014年世界新車販売は、前年比10.5%増の174万1100台と、年間販売の新記録。2015年1-7月は、前年同期比3.5%増の104万8450台だった。同社のルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「中国では主力モデルのモデルチェンジに備えている」とコメントしている。