ダイハツ、アセアン向け次世代エンジンを開発…インドネシア、マレーシアに展開

自動車 ビジネス 海外マーケット
ダイハツ セニアに搭載した新開発エンジン
ダイハツ セニアに搭載した新開発エンジン 全 2 枚 拡大写真

ダイハツ工業は8月20日、アセアン向け次世代エンジンを新開発し、インドネシア、マレーシアで投入すると発表した。

インドネシアでは、ダイハツのインドネシアの子会社であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)が8月20日より発売した改良新型『セニア』に搭載した。

新型エンジンは、セニアとADMが生産するトヨタブランドの『アバンザ』に搭載する「2NR-VEエンジン(1.3リットル)」と、アバンザに搭載する「2NR-VEエンジン(1.5リットル)」の2種類。現地調達部品の採用拡大などにより、大幅な低コスト化を実現したほか、デュアルVVT-Iなどを採用した高性能低燃費エンジンとなっている。

新型エンジンの開発は、ベース部分をダイハツとトヨタが共同開発し、FR仕様への適合についてはダイハツが独自で実施。新型エンジンは、ADMカラワンエンジン工場の新ラインで生産する。同ラインはダイハツが培ってきた生産コンセプト「シンプル・スリム・コンパクト(SSC)」を導入した最新鋭の生産ラインとなっている。

今後は様々なバリエーションへの発展を図るとともに、マレーシアの現地合弁会社「プロドゥア」の車両にも搭載する。マレーシアでは、2016年年央に稼動予定の新エンジン会社で生産し、同工場にもSSCのコンセプトを採用する。

ダイハツでは、新型エンジンをアセアン向け次世代エンジンとして位置づけ、同地域での競争力強化を推進する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  4. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る