フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは8月25日、新型『スペルブ』の「グリーンライン」の概要を明らかにした。実車は9月、ドイツで開催されるフランクフルトモーターショー15で初公開される。
スペルブは1934‐1942年、旧チェコスロバキアで生産されていたモデル。2001年に、フォルクスワーゲン『パサート』の中国向けロングホイールベース車、『パサートLingyu』をベースに、専用フロントマスクを装着して復活した。シュコダの最上級車に位置付けられる。
2008年3月、ジュネーブモーターショー08では、2世代目へモデルチェンジ。2009年9月のフランクフルトモーターショー09では、ステーションワゴンの『スペルブコンビ』がデビュー。2015年3月、ジュネーブモーターショー15では、3世代目モデルがワールドプレミアされた。
フランクフルトモーターショー15で初公開されるグリーンラインは、新型スペルブのエコグレード。パワートレインの改良や、エアロダイナミクス性能の引き上げなど、徹底した走行抵抗の低減を行い、クラストップの環境性能を追求している。
エンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」。最大出力120psを引き出す。欧州複合モード燃費は27km/リットル、CO2排出量は95g/km。シュコダは、「燃料満タンで最大およそ1780km走行できる」と説明している。